ここで、ホームブリーチングの実際の手順を説明します。
|
1 診査 |
 ▲カスタムトレー
 ▲OPALESCENCE ▼テトラサイクリン系抗生剤による変色歯
 |
|
漂白する歯の神経が生きているか死んでいるか、あるいはホームブリーチングの適応であるかどうかどうか等を診査します。
神経が生きている歯とそうでない歯とでは漂白方法が異なります。
また、歯根面が大きく露出していたり、歯の崩壊が著しいもの、漂白の効果がないと思われるタイプの変色歯等は適応外となります。 |
2 歯列模型製作 |
|
お口の型を取ります。 |
3 カスタムトレー製作 |
|
歯列にピッタリした軟性プラスチックトレーを作ります。 |
4 トレー装着 |
|
漂白開始 使用説明書に従って上顎から開始します。
漂白剤はウルトラデント社「OPALESCENCE」やディスカスデンタル社「NITE WHITE EXCEL」を使用します。 |
5 評価 |
|
1週間後に評価を行います。 知覚過敏などの不快症状がないかどうか、漂白の効果があったかどうかを評価します。通常、指示通り毎夜漂白を行っていたら1週間で上下の色の違いがわかります。効果が確認されたらさらに下顎の方も開始します。 ホームブリーチングは通常3,4週間行ないますが、ご本人の満足が得られた時点で終了していただいて結構かと思います。 |
6 メインテナンス |
|
Dr .E .J. Swift
Jr.らの報告では2年後の評価で約20%の人に若干の後戻りがみられたとされております。後戻りがあったと思われる方は希望に応じて再ブリーチングをして頂きますが、トレーを捨てずに保管してあれば2度目からは漂白剤だけの購入となり、安価で気軽に行って頂けると思います。 |